【土曜更新:たんくぼの診断士Eyes!Vol.3 ~何でも見てやろう<後編>~】

みなさん、ごぶサタデー!
たんくぼです。
楽しい楽しい土曜日がやってまいりました!ウィークエンドのまったりとしたひととき、のんびりお付き合いください。

さて、今回は「何でも見てやろう」の後編です。さっそくどうぞ!


大人になって、診断士になって改めて小田実という人物を考えてみると、彼は非常にマーケティングにすぐれた人物であったと思われる。
ハーバード大留学でブランドイメージを高く構築し、海外旅行自由化前、1ドル360円という外部要因により高い参入障壁を利用、それらの強みと機会から貧乏旅行記というビジネスモデルを創出。セグメンテーションは10代~20代の若者、ターゲッティングは、海外に対して憧憬する知識層。そしてポジショニングは、兄貴的な親近感か。しかも単なる物見遊山ではなく、現地と交わる、生活の裏側が垣間見える、様々なトラブルに遭遇するという付加価値つき。マーケティング戦略としては完璧ですね。

さらに、売れる本の条件といわれる題名、「何でも見てやろう」ってよくないっすか?
まだ通信手段も限られ、海外旅行も限られた時代に、「何でも見てやろう」って・・・当時の若者の読書心をくすぐると思いません?
さらにさらに平家物語、徒然草に代表される古典の時代から名作の条件といわれる、冒頭の書き出しもバッチリなんです。こんな感じに
「ひとつ、アメリカヘ行ってやろう、と私は思った。3年前の秋のことである。理曲はしごく簡単であった。私はアメリカを見たくなったのである。要するに、ただそれだけのことであった。」

う~ん、うまいなぁ。
もう売れるしかないでしょう。サルでも売れちゃう。
こうやってみると後から分析だけど、売れるものって教科書にピタッと当てはまるのですよね。
まさに “マーケティングは王道を往け” ですね。

さらに、彼は「ベ平連」という市民活動組織を結成している。「ベ平連」ですよ、正式には「ベトナムに平和を!市民連合」って名前なのですが、絶妙なネーミングだと思いませんか。そのあたりもマーケティングのセンスがあったんだなぁと思うところです。

小田実氏逝去のニュースにふれ、酷暑の中、ふとこんなことを妄想してしまいました。

さて、次回は只今熱戦真っ只中の「高校野球」に関してEyesしてみたいと思います。

よろしく哀愁。

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