【"Ecology"と"Economy"(その13)】 「システム思考」で治安改善!?

こんばんは、ACG@井上です。
ご無沙汰してました・・・反省です・・・

理由あって、久々の一人暮らしを開始しました。好き勝手できますが、ふと寂しいなぁと思う時が時々ある今日この頃です。

さて、前回は道路渋滞の例を挙げて、因果関係を考慮せず、目先の解決策を実行しても問題解決は難しいというお話でした。今回は因果関係を見ながら効果的に(レバレッジを効かせて!)問題解決を図った例としてニューヨークの地下鉄の治安改善を取り上げます。

1980年代から1990年代にかけて、ニューヨークの地下鉄は無秩序状態でした。ところが、90年代の終わりには、重罪事件が75%も減少したのです。なぜ、これほどまで減少させることができたのでしょうか?

見えている問題(重罪事件が多い)に対応しようとすると、
・重罪事件の取締を強化する
・重罪事件の罰則を強化する
などが考えられますが、実際は重罪事件には直接対処せず、
・地下鉄の落書きを消す
・無賃乗車を取り締まる 
などの軽犯罪の取締りを強化したそうです。

一見して何つながりがあるのかと思ってしまいますが、実は犯罪学の理論の1つに「割れた窓理論」というのがあります。

割れた窓を放置→誰も気にしていない→割っても問題ないのでは→周囲の窓も割れる→この近辺は何をやっても問題ないのでは?→重罪事件に発展!→頻発!
というように、些細な問題が「犯罪がうまくいきそうだというサイン」を送るようになり重罪事件を引き起こすという理論です。

これを地下鉄にあてはめて見ると・・

落書きや無賃乗車をなくす→犯罪がうまくいきそうだというサインを減らす→犯罪を起こしにくくなる→秩序の雰囲気が生まれ、更に犯罪を起こしにくくなる→安心して人が出歩くようになる→監視の目が増える→更に犯罪を起こしにくくなる!!

このニューヨークの例でもそうですが、システム思考によって、各事象の因果関係をつかみ、その中で問題解決に向けて効果的に作用する事象を見つけ出し、働きかけることで問題解決を図ることが必要だということですね。

どうしても目先の問題にすぐ対応するのではなく、一歩踏みとどまって因果関係を把握し、レバレッジが効く事象に働きかけて結果を出す・・・

口で言うのは簡単だけど、中々行動が伴わない今日この頃でした・・・

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