【たんくぼの診断士Eyes!Vol.16 ~アドボカシーマーケティング その②~】
みなさん、ごぶサタデー!
「ACG中小企業診断士ブログコーナー」でおなじみの“たんくぼ”です。
さて、前回の続き「アドボカシーマーケティング」に関して。
ちょっと復習すると、「アドボカシーマーケティング」とは、顧客を「支援」し、長期的な信頼関係を築くための活動をすること。一時的に自社の利益に反することでも、顧客の利益や満足度を最大化するのであれば「支援」する・・・でしたね。
で、今回は「アドボカシーマーケティング」を実践している会社を紹介するんでしたね。
私の住んでいる地域に「O」という食品スーパーがあります。日本で唯一EDLP(Everyday Low Price:毎日安売り)を成功させている激安スーパーなんですが、ただ安いだけじゃないんです。
「オネスト(正直)カード」というものが食品の前に張り出されることがあります。そのカードには、「来週からの方が安くなりますので、それまで待ったほうがお得です」、「いま野菜が高騰しています。冷凍野菜のほうがお得です」、「まだあまり甘みがありません」などと書かれていて、店のネガティブ情報を開示している。
これこそまさに「顧客」に対して心からアドバイスして、支援しているということではないでしょうか。実際、この開示によって売上が大きく落ちるということはないと聞きます。
ちなみにこの店の経営理念は「Oファンを作ること」「お客様を裏切らないこと」です。
それゆえに、この店の「ご意見カード」には週に400通も集まり、そしてその一つひとつに丁寧に回答し、電話番号が記載されていれば、電話にて報告するそうである。
実に「アドボカシー」なスーパーではないですか!
業績も今年3月期は売上高が1200億円を超え、過去2年は前年比で20%成長を遂げ、経常利益率も過去2年は4%台を維持しているようです(普通は2%以下ですよね、梅屋敷のコバちゃん?)。あの激安でこの数字はすごいですね
なんたって、EDLPの本家「ウォルマート」の幹部も視察に訪れるっていうんですから、本物ですよね。
昔から日本では「損して得とれ」、「負けるが勝ち」、「急がば回れ」などの長期的視野に立った思想が数多くある。そういった意味でも「アドボカシーマーケティング」の概念は日本人の思想観念にぴったりのマーケティング活動だと思う。
果たして私は「アドボカシー」できているのだろうか?
ということで、今回はこれでおしまい。
よろしく哀愁!
- 投稿者:久保田 国博
- 日時:2007年11月26日 13:31
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