【"Ecology"と"Economy"(その20)】 バックキャスティング手法による超長期ビジョンがブーム!?

こんばんは、ACG井上です。

GW真っ只中ですね。私も実家に帰省予定です。天気も良いようで、まさに行楽日和ですね。

さて、今回は最近、環境省、経産省などから続々と公表されている、超長期ビジョンについてです。
「2050年にCO2を50%削減!」は安部元首相や福田首相が日本の方向性としてコミットしている長期目標です。
 これを受けて、
・2050年はいったいどんな世界になってたら良いのかしら?
・2050年の理想の世界に向けてこれからの40年強をどう進めばよいのかしら?
の概要を表したのが超長期ビジョンです。

7月の洞爺湖サミットを睨みながら、ここ数ヶ月の間に立て続けに公表されています。
【経産省】
 ・Cool Earth ―エネルギー革新技術計画 (2008/03)
 ・技術戦略マップ2008 (2008/04)
【環境省】
 ・2050年日本低炭素社会シナリオ (2008/02)
 ・低炭素社会作りに向けて (2008/02)

3ヵ年計画でも難しいのに、50年先なんて・・・と思ってしまいますが、これらは計画というよりも、理念やビジョンといった位置づけですかね。
理念やビジョンの設定のやり方として2つの手法があります。
1)現状の延長で積み上げて将来を描く(フォアキャスティング)
 過去→現在の延長線上で将来を考えるやり方で、経済予測や交通需要予測などで利用される手法です。
2)将来像を設定し、そこまでのロードマップを描く(バックキャスティング)
 理想的な将来像に向けて現在何をしていけばいいのかを考える、つまり将来→現在の順で考える将来予測のやり方で、上記の超長期ビジョンで採用されている手法です。

地球環境問題(特に地球温暖化)の場合、
・CO2排出量が長期的な制約条件になる
・過去のトレンド上から不連続な変革が必要である
といった観点からバックキャスティング手法が多く用いられてはじめています。

バックキャスティング手法の場合、どのような将来像を描くかが“肝”で、この手法の難しいところです。上記の各種超長期ビジョンも産官学の有識者がいろいろ議論した結果としてまとめられています。

バックキャスティング手法は何も環境分野に限定されたものではありません。個人のキャリアや企業の将来像を決定するのにも利用される考え方ですよね。
よくキャリア形成とかでいいますよね、
・5年後、10年後にあなたはどうなっていたいですか?
・そのためには今何をすべきですか?
って・・。

GWで時間もあることですし、自分や家族の将来像を少し考えてみようかと思う今日この頃です。(難しいですけどね・・・)

ではでは、今日はこのへんで。

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