過去問は宝の山⑤

こんにちは、ACG(秋葉原コンサルティンググループ)の栗原です。
前回のブログから1ヶ月も間が空いてしまいましたが、予想以上に読んで
くださっている方がいることを知りましたので、本番まで残り1ヶ月、
できる限り定期的に合格をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

さて、前回までに色んな方法(手段)の「過去問研究」をご紹介してきましたが、
気をつけなくてはいけないことがあります。
それは、私が2年目に陥ってしまったことですが、
単に過去問演習を繰り返し行っているだけでは事例個々のロジックや解答を
覚えているだけで試験当日、初見の本試験問題には対応することはできないということです。
本試験の問題は、当たり前ですが過去問と同じ事例企業や同じ設問がそのままでることは
ありません。
表面的に見れば、聞き方(設問)は毎年違っています。また、受験生を当日パニックに
陥れるような曖昧な設問もあります。
そのような相手(本試験)に本番当日、限られた時間(80分)で対応していくには
本試験問題に流れている共通の特徴や事例ごと(Ⅰ~Ⅳ)の傾向や特徴をしっかりと
事前に理解し、自分なりにまとめておく必要があります。
そして、本番当日は表面的な形式の違いに惑わされることなく、
各事例で求められている診断士に必要な能力(分析力とそれに基づいた問題解決能力)に
基づいた解答を考えて書いていく必要があります。

では、前置きが長くなりましたが、
今回は初見の本試験問題に対応するために残り1ヶ月で意識して学習してほしい
「過去問学習の3つのポイント」を書きます。

①事例ごと(Ⅰ~Ⅳ)の特徴・傾向を確認し、まとめる
  ・問題構成の把握(毎年ほぼ決まっている)
  ・与件文の国語的特徴(出題者のヒントの出し方)
  ・重要論点(過去の出題サイクル→今年の要注意論点の推測)
  ・出題者が求めている能力(事例ごとに割合が違う、問題構成との関連)
  ・80分間での対応難易度

②特定の設問タイプ(毎回頻出の設問)への対応方法をまとめる
  ・IT設問の書き方、重要キーワード(事例Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ別)
  ・経営分析の書き方、締めのキーワード(事例Ⅳ)
  ・知識問題の傾向と本番対応(過去出題論点と予想される論点)

③80分間のタイムマネージメントをシミュレーションする
  ・難易度判断(過去の合格者答案から設問タイプごとの難易度を把握)
  ・対応困難な設問への対応方法を決めておく
   (題意が把握できない設問、解答候補が絞りきれない設問など)
  ・字数が過去の水準より多い場合の対応方法
  ・200字問題が復活した場合の対応方法
  ・経営指標が絞りきれなかった場合の対応方法・時間配分
  ・計算問題が想定以上に難しかった場合の時間配分

財務版のセミナー受講生の方には、参考資料として私がH18の本試験前日の夜に
1時間程度で走り書きした「事例ごとの過去問気づきメモ」のワード版を配布しました。
ちなみに、本試験時の開始前は、このメモと解答手順における「合格3原則」だけしか
見ませんでした。

本試験まで1ヶ月を切りました。
これからの学習は、
「極限状態になる本試験当日にいかに自分のやってきたことをそのまま出し切れるか」
に注力していってください。

次回は、特定の設問タイプへの対応方法の中から「IT設問の対応」に関して
受験当時の「まとめノート」から抜粋した内容を紹介します。

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